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田村秀男(たむら ひでお)先生のプロフィール
1946年高知県伊野町生まれ。
1970年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年、日本経済新聞社入社。岡山支局、東京本社編集局産業部、経済部を経て、
1984~88年、日経ワシントン特派員。
1988年東京本社編集局経済部次長、
1991年経済部編集委員。
1995~96年米国アジア財団(サンフランシスコ)上級研究員。
1996年日経香港支局長。
1999年から編集委員。
2001~04年日本経済研究センター欧米研究会座長
2004年神奈川大学経済学部および早稲田大学政経学部非常勤講師(早稲田大学政経学部で国際政治経済研究講座を持つ)。
2006年から産経新聞社特別記者・編集委員を務める。
2010年大手町newsカレッジ講師(~現在)
現在 産経新聞社特別記者、編集委員兼論説委員
※政府・日銀の金融経済政策運営に対して数多くの有益な提言を行なう気鋭のジャーナリストとして注目を集めている
【近著】 (2020年以降)
『米中経済消耗戦争~トランプ革命は日本の国難ではない。再生のチャンスだ』(ワニ・プラス)25/09
『亡国のザイム原理主義~「消費税増税」「緊縮財政」を主導する財務省の大罪』(かや書房)25/08
『中国経済崩壊、そして日本は甦る』 (ワニ・プラス)24/09
『中国経済「6つの時限爆弾」』 (かや書房)24/08
『中国経済衰退の真実』 産経セレクト (産經新聞出版)24/02
『安倍晋三vs財務省』 石橋 文登【共著】 (育鵬社)23/11
『米中通貨戦争~「ドル覇権国」が勝つのか、「モノ供給大国」が勝つのか』 (育鵬社)23/07
『現代日本経済史 現場記者50年の証言』(ワニ・プラス)23/05
『金融大波乱~ドル・円・人民元の通貨戦争が始まった』 宮崎 正弘【共著】(徳間書店)23/04
『日本経済は再生できるか~「豊かな暮らし」を取り戻す最後の処方箋』 ワニブックスPLUS新書(ワニ・プラス)22/10
『「経済成長」とは何か~日本人の給料が25年上がらない理由』 ワニブックスPLUS新書(ワニ・プラス)22/01
『経済と安全保障』 渡部 悦和【共著】 (育鵬社)22/01
『日本経済は誰のものなのか?戦後日本が抱え続ける病理 - コロナ禍、経済、国防、スガノミクス、米中問題・・・』上島 嘉郎【共著】 (扶桑社)20/12
『景気回復こそが国守り脱中国、消費税減税で日本再興』 (ワニブックス)20/11
『習近平敗北前夜~脱中国で繁栄する世界経済』 石 平【共著】 (ビジネス社)20/08

『現代日本経済史~現場記者50年の証言』
(ワニ・プラス)23/05
著者の田村秀男講師は、1970年日本経済新聞社に入社し、その後、産経新聞に移籍。現場経済記者歴50年余!の現役である。経済記者は、学者、官僚、政治家にはできない役割がある。「記者とは暗黒の虚空に潜む忍者のようなもの。ひそかに観察しながら、タイミング良く現場に降り立って筆で斬り結ぶ、というイメージ」(司馬遼太郎のもじり?)
田村氏はさらに展開する。「当事者以外では誰も知らないことを聞き分け、発掘し、時には当事者に立ち向かう。経済記者の格好の武器が”データ”。役所の公開データ、インターネットのおかげで”現場取材と照合”すれば百戦危うからず。
これが筆者の目指す”経済ジャーナリズムの理想”。田村先生は、その間、数々の日本経済そして世界経済の重要な転換点に立ち会ってきた。高度経済成長の終焉、ニクソン・ショック、石油危機、プラザ合意、日米通商摩擦、バブルの崩壊、二十五年にわたるデフレ……。本書は、その節目節目に目撃者として居合わせてきた著者が綴る超面白体験の戦後日本経済史。
『現代日本経済史~現場記者50年の証言』の構成
はじめに
第1章 一九七〇年代前半―高度成長期の終焉(よど号ハイジャック事件;公害に出合う;日米繊維交渉と岡山県;ドル・ショック;「日本列島改造論」ブーム、新幹線開通と百貨店誘致;日本と中国の国交樹立 ほか)
第2章 一九七〇年代後半―ショック続きの日本列島(オイルショックが直撃;原子力発電ブーム ほか;スリーマイル島原発事故;ロッキード事件 ほか)
第3章 一九八〇年代―転換の時代(怪しげなプロジェクト;米国に押しつけられた自主規制;IBM産業スパイ事件;日米貿易摩擦;プラザ合意;日米半導体協定の裏;ベルリンの壁崩壊 ほか)
第4章 一九九〇年代―激動の時代(バブル崩壊の幕開け;イトマン事件;中国とクリントン政権;李登輝総統の誕生;アジア通貨危機は香港返還がきっかけだった;アジア通貨危機を予見 ほか)
第5章 二〇〇〇年代以降―課題山積の時代(インドネシアのイスラム指導者と意気投合;小泉構造改革を後押しするブッシュ政権;中国の膨張へと導いた「9.11」同時多発テロ;リーマン・ショックでの日銀無策;「米国の”キャッシュ・ディスペンサー”にはならない」とブッシュ大統領に伝えた中川昭一財相;運命のローマ「酩酊会見」;量的緩和を拒否した白川日銀総裁;東日本大震災の二次災害を引き起こした民主党政権と御用学者たち;黒田日銀総裁誕生の内幕;「防衛国債」を提唱、安倍元首相が賛同する ほか)
おわりに~「戦後レジーム」からの脱却を
本書関連年表
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