
宮家 邦彦 氏(みやけ くにひこ)
1953年神奈川県生まれ。東京大学在学中に中国語を学び、1977年台湾師範大学語学留学。
1978年東大法学部卒業。外務省入省。
カイロ、バグダッド、ワシントン、北京にて大使館勤務。本省では、外務大臣秘書官、中東第二課長、中東第一課長、日米安保条約課長、在中国大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任。
2005年退官後、株式会社外交政策研究所を設立。
2006年立命館大学客員教授。
2006~07年安倍内閣「公邸連絡調整官」として首相夫人を補佐。
2009年4月よりキヤノングローバル戦略研究所(CIGS)研究主幹(外交安保)。
現在 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。立命館大学客員教授。首都高トールサービス東東京株式会社、スバル興業株式会社取締役。公益財団法人中東調査会顧問。

【研究テーマ】 CIGS政策シミュレーション / 拡大PAC道場。対外発信と国際ネットワーキング。対外発信人材育成プログラム。東アジアの長期情勢に関する分析・評価。
【近著・主書】
『新・世界情勢地図を読む~トランプ2.0時代のリアルとは?』 (PHP研究所)25/03
『グローバルサウスの地政学』中公新書ラクレ(中央公論新社)24/11
『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』PHP新書(PHP研究所)24/08
『通説・俗説に騙されるな!~世界情勢地図を読む』 (PHP研究所)23/04
『米中戦争~「台湾危機」驚愕のシナリオ』 朝日新書 (朝日新聞出版)21/10
『中国が抱える9つの国際問題』 (ビジネス教育出版社)21/03
『AI時代の新・地政学』 新潮新書 (新潮社)18/09
『「力の大真空」が世界史を変える~構図が変化し始めた国際情勢』(PHP研究所)17/09
『トランプ大統領とダークサイドの逆襲~宮家邦彦の国際深層リポート』(時事通信出版局)16/12
『ハイブリッド外交官の仕事術~情報収集から大局観を構築するまで』 PHP文庫(PHP研究所)16/07
『日本人が知らない国際情勢の真実』 (KADOKAWA)16/02
『日本の敵~よみがえる民族主義に備えよ』文春新書 (文藝春秋)15/09
『哀しき半島国家韓国の結末』 PHP新書 (PHP研究所)14/10
『仕事の大事は5分で決まる』 (幻冬舎)13/09

【新刊紹介】
『新・世界情勢地図を読む~トランプ2.0時代のリアルとは?』 (PHP研究所)25/03
本書は『世界情勢地図を読む』(2023年3月刊)を大幅に改定したもの。本書は複雑難解な国際情勢を趣向を凝らして、各項目の冒頭に悪魔と天使が登場するというユニークな構成からなっている。
悪魔は個々の国際情勢について「公式見解」ではない、場合によっては悪意に満ちた分析や陰謀論を読者にささやく。これに対し、天使は「それは違う」とばかり、より正統で常識的ながら、往々にしてあまり面白くもない分析や結論をさえずる。天使のさえずりが常に正しく、悪魔のささやきが常に間違っているという保証はない。悪魔と天使の意見が出揃った後、個々の国際情勢の現状を著者が詳しく解説し、最善と考えられる解答を示す。
トピックス3項目(イスラエル・ハマース戦争と中東問題、ウクライナ戦争、AI技術の規制)と、各国・地域情勢、グローバルサウス台頭や国連などのワールドワイド問題までの44項目、計47項目の重要問題を元外交官が解説。100点以上の地図、図表、写真を交え、ポイントがひと目でわかる。
第1章 国際情勢を学ぶために不可欠の視点―歴史の大局観(大局観をもつ 80年の「戦間期」が終わり、主要国の指導者が判断ミスを繰り返す)
第2章 「静止画」から「動画」へ―今世界で何が起きているか(イスラエル・ハマース戦争と中東情勢 第5次中東戦争は勃発するのか;ウクライナ戦争 戦略的判断ミスをしたロシアに出口はない ほか)
第3章 各国・地域編(アメリカ 社会の分断はこれまで何度も起きていた;イギリス 中国抑止を念頭にイギリス海軍が太平洋に帰ってきた ほか)
第4章 ワールドワイド編(サイバー戦 日本はこの種の脅威に対しあまりにお粗末;国際連合など国際機関 国連に代わってG7やNATOが一定の役割を果たしている ほか)
㈱経発、担当・大森までご連絡ください。
TEL06-6939-1297 FAX06-6939-1296
E-mail:koushi@keihatsu.co.jp