米軍海軍大将デビッドソンの発言に、日本人は影響され空騒ぎをし過ぎる。中国の脅威に警鐘を鳴らすこと、は是としても、予算期になる時の発言である、という側面を見落とせない。台湾有事を考えるとき、大規模上陸作戦を現在の中国軍にあるのか。軍事力について日本のマスコミがあまりにも言及しない視点が多いこと、を知らせてくれるのが日本初軍事アナリストの小川和久先生。

装丁(46・並)

小川和久講師(日本初の軍事アナリスト。静岡県立大学特任教授)は、その国際政治・軍事分析に関する言説は、左右の感情論に流されずに、つねにファクト&フィギュア(事実と数値データ)から出発する、という姿勢で臨んでいるところが最大特長。

無知蒙昧・感情論だけの与野党の政治家や煽動ジャーナリストの言動に警鐘を鳴らしている。批判だけの評論活動で終わらずに、政府や自治体等の現実の政策づくりにも影響力をもっている
ところにある。

小川 和久先生の著書
『メディアが報じない戦争のリアル~日本の「戦争力」を徹底分析』SB新書(SBクリエイティブ)22/10
          

 著書同様の演題「メディアが報じない戦争のリアル」で
 静岡県立大学「命とくらしをグローバルに考える」 公開講座】 がYouTubeで公開され
 ている。
     https://youtu.be/g2fQRiFHS-k?si=QdCd90glcL9Tpkpc
 

ロシアによるウクライナ侵攻により、軍事に無関心といわれる日本人も、これまでに
なく国防意識が高まっている。中国が日本を侵略することはあるのか。北朝鮮からミサ
イルは飛んでくるのか。有事の際に問われるのは日本の「戦争力」である。

単純な軍隊による戦力だけではない、地政学的な位置づけから防衛に関する政治力まで、
国を守るべき「戦争力」をあらためて問うたのが本書。

『メディアが報じない戦争のリアル~日本の「戦争力」を徹底分析』SB新書の構成

第1章 「ロシアによるウクライナ侵攻」のリアル―この戦争はいつまで続くのか
    (ソ連邦でロシアに次ぐ存在だったウクライナ;失敗国ウクライナとロシアの
     クリミア併合 ほか)

第2章 中国・台湾問題のリアル―軍事的合理性のない「台湾有事論」に踊らされるな
    (軍事的合理性のない「台湾有事論」;台湾に侵攻するには「海上輸送能力」
     が不可欠 ほか)

第3章 日米同盟のリアル―日本人の多くが知らない日米同盟の“真の姿”
    (同盟を組むか、どの国とも組まないか;日本が同盟を組む相手はアメリカ
     以外になかった ほか)

終章 日本の未来を切り開くために(巨大災害や原発事故、感染症も平時の戦争だ;
   安善と繁栄を実現するための課題 ほか)


 

小川和久(おがわ かずひさ)講師のプロフィール
1945年12月、熊本県生まれ。
陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。

日本海新聞、週刊現代記者を経て、84年、日本初の軍事アナリストとして独立。
外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で
政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争
予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員などを歴任。

現在、特定非営利活動法人・国際変動研究所理事長.静岡県立大学グローバル地域
   センター特任教授。

※内閣官房危機管理研究会主査、総務省消防庁常備消防制度検討委員、内閣府沖縄振興
 開発審議会専門委員などを務め、政府や政党、自治体などに危機管理や防災へ政策面
 から提言を行う。小渕恵三内閣では野中広務官房長官とドクター・ヘリを実現させた。

※上級職国家公務員、自衛隊高級幹部の研修講師などを務める。公的性格の強い企業の
 危機管理とインフラ整備等のプロジェクト指導等を行なっている。テレビやラジオの
 コメンテーターとしても活躍中。


   

【著書】 (2016年以降)
『日本人が知らない台湾有事』文春新書  (文藝春秋)24/01


『メディアが報じない戦争のリアル~日本の「戦争力」を徹底分析』 SB新書    (SBクリエイティブ)22/10

『「アマゾンおケイ」の肖像』(集英社インターナショナル)22/09


『フテンマ戦記~基地返還が迷走し続ける本当の理由』(文藝春秋)20/03

『アメリカ式銃撃テロ対策ハンドブック~アメリカ政府指針・マニュアル集』  西恭之【共訳・編著】(近代消防社)19/03


『日米同盟のリアリズム』  文春新書  (文藝春秋)17/07

『戦争が大嫌いな人のための 正しく学ぶ安保法制』(アスペクト)16/07

㈱経発、担当・大森までご連絡ください。
TEL06-6939-1297 FAX06-6939-1296
E-mail:koushi@keihatsu.co.jp


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です