情報リテラシーやコミュニケーション能力が自然と身につくワークショップ・ツール「まわしよみ新聞」

装丁(46・並)

陸奥 賢(むつ さとし)先生のプロフィール
1978年大阪生まれ。中卒。
15歳から30歳まではフリーター、放送作家&リサーチャー、ライター&エディター、All About大阪ガイドなどを経験。2007年、堺を舞台にした観光プロジェクト案で地域活性化ビジネスプラン「SAKAI賞」を受賞。2008年10月に大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会「大阪あそ歩」のプロデューサーに就任。大阪あそ歩は大阪市内だけで300以上のまち歩きコースを有する「日本最大のまち歩きプロジェクト」となり、2012年9月にはコミュニティ・ツーリズム事業として日本初となる「観光庁長官表彰」を受賞。2013年1月に大阪あそ歩プロデューサーを辞任し、
現在  フリーで活動中。應典院寺町倶楽部専門委員。NPO法人大阪府高齢者大学校まち歩きガイド科講師。「社会実験塾 逍遙舎」代表。NPOまちらぼ代表。
【受賞】
地域活性化ビジネスプラン「SAKAI賞」(主催・堺商工会議所)
大阪あそ歩プロデュースで2012年「観光庁長官表彰」
「まわしよみ新聞」で読売教育賞最優秀賞受賞
「歌垣風呂」で京都文化ベンチャーコンペティション企業賞受賞

著書『まわしよみ新聞をつくろう!』(創元社)18/06


 

陸奥賢(むつさとし)先生の著書
  『まわしよみ新聞をつくろう!』(創元社)18/06
本書は、“情報リテラシーやコミュニケーション能力が自然と身につく”と高く評価されているワークショップ・ツール「まわしよみ新聞」を、多くの実例で紹介。

著者が2014年に自主制作した指南書『まわしよみ新聞のすゝめ』を大幅に改訂刊行されたもの。創刊以来ますます広がりと多様化をみせる「まわしよみ新聞」のつくり方と効果を、国内外のユニークな実践例を交えながらわかりやすく解説する「まわしよみ
新聞」入門書の決定版。

書下ろしとなる第3章では、教育の現場、ビジネスの場、地域の施設など、海外を含むユニークなまわしよみ新聞の活動を8つ取り上げ、その幅広いアレンジの実際例やその反響を、図版をまじえて紹介する。

同じく書下ろしとなる第5章では、著者が安武信吾氏(西日本新聞社編集委員)、老川祥一氏(読売新聞グループ本社取締役最高顧問・主筆代理)とそれぞれ行った対談を収録。「まわしよみ新聞」を通じて広がる新聞社と読者との繋がりや、顕在化する新聞
の“ストックされる情報”メディアとしての役割、共同作業でつくられた新聞を共同作業で読み解くことの重要性などが指摘され、情報が氾濫する現代社会における主体的な思考とリテラシーの在り方を再考する一書でもある。

『まわしよみ新聞をつくろう!』(創元社)18/06 の構成
はじめに
プロローグ (まんが)
第1章「まわしよみ新聞」をつくってみよう!
まわしよみ新聞のつくり方
・準備をしよう
(何を準備すればいいの?/何人でつくることができますか?/オススメの人数はありますか?/どんな新聞を使ってもいいの?/過去の新聞を使ってもいいのですか?/用意する紙はどれくらいのサイズがいいですか?/対象年齢はどれくらいですか?/どんな場所で実施すればいいですか?/どうやって人を集めればいいですか?/参加費を取ってもいいのでしょうか?)

・実際につくってみよう
① まわしよみタイム(15~20分)
(どんな記事を切り取ればいいの?/「わからない記事」でもいいんですか?/記事は何枚、切り取ればいいの?/記事を切り取るときの注意はありますか?/目立つ記事のほうがいいのでしょうか?/まわしよみタイムは何分くらい取ればいいですか?)

② おはなしタイム(約30分)
(何を説明すればいいの?/話を聞いて周りの人はどうするの?/雑談が終わったらどうするの?/チーム全員が1枚目の記事を出し終わったら?/おはなしタイムは何分くらいですか?/記事を4枚以上切り取りましたが、紹介してもいいですか?)

③ 新聞づくりタイム(30~40分)
(最初に何をすればいいですか?/どうやって「余白」を確保するの?/記事が多すぎて、紙からはみ出してしまうのですが……。/?プロジェクト名って何ですか?/どんな名前でもいいのですか?/?つくった場所と日付はどう書けばいいですか?/記事の出典とは何ですか?/?「新聞切者名」とは何ですか?/「ツッコミ」とは何ですか?/?イラストも描かなければいけませんか?/なぜカラフルなペンがいいのですか?/おはなしタイムで紹介できなかった記事があるのですが、貼ってもいいのでしょうか?/新聞づくりタイムは何分くらいですか?/完成した壁新聞を、どうすればいいですか?)


   

・その他
新聞記事を切り取って、紙に貼りつけて、みんなで回し読むことは、著作権法違反になりませんか?/まわしよみ新聞をネット上にアップロードしても大丈夫ですか?/過去、どんなところでまわしよみ新聞をしましたか?/なかなか人が集まりません……。/まわしよみ新聞をNIEに取り入れたいのですが、成績のつけ方がわかりません/まわしよみえてください。

第2章まわしよみ新聞の10の「いいね!」
1 いつでも、どこでも、だれでもできる
2 司会がいなくても、みんな平等に参加できる
3 1枚の記事で6つのアクションを起こせる
4 特技を生かして共同作業ができる
5 情報の編集力を磨ける
6 みんなで「新聞」を読むことで、自分の世界を広げられる
7 世間を語りながら自分を語り、他者を知る
8 「小さい共感」が「話す力」に繋がる
9 メディア・リテラシーを育てる
10 その場にいない他者にもコミュニケーションを開く

第3章まわしよみ新聞の現場から(事例紹介)
・教育の場でつくる
1 毎日欠かさず、まわしよみ新聞 富岸小学校(北海道登別市)
2 300人でつくるまわしよみ新聞 福間中学校(福岡県福津市)
3 データベースを活用、デジタル時代のまわしよみ新聞 白波瀬ゼミ(桃山学院大学
                                  社会学部)
4 子どもたちが「わからない」を見つける場 ナーサリー富田幼児園(徳島県徳島市)

・ビジネスの場でつくる
5 まわしよみ新聞で“雑談力”をきたえる! 城南信用金庫(東京都品川区)

・地域でつくる
6 地域と繋がるまわしよみ新聞 津屋崎ブランチ/みんなの縁側 王丸屋(福岡県
                              福津市) 86
7 まわしよみ新聞で寸劇ブームが!? ピッコロシアター(兵庫県尼崎市)

・海外でつくる
8 まわしよみ新聞で日本語を学ぶ! 銘伝大学(台湾・桃園キャンパス)

第4章もっと知りたい、まわしよみ新聞~メディアと情報、他者との出会い
・メディアと情報
マスメディアから、パーソナルメディア時代へ/フローなインターネットとストックな新聞/情報の消化不良/「言葉ありき」のインターネットと「言葉なき」新聞/ネットは「検索」、新聞は「めくる」/樹木(ツリー)型のインターネット、根茎(リゾーム)型の新聞/「モノ・カタチ」のある情報は多くを語る/「顔が見えない記事」から「顔が見える記事」へ/多様な価値観がメディアリテラシーを養う/新聞を遊ぼう(PIN)/情報の遊び手をつくる

・他者と出会う
共同作業に慣れる/実社会で求められるのは「共同プレイ」/会話でもなく対話でもない「共話」のデザイン/ノンバーバル(非言語)な共同体験/共同体験が参加者の関係をフラットにする

第5章新しい「新聞」のあり方(著者特別対談)
対談1 まわしよみ新聞で人を繋ぐ、輪を広げる 安武信吾(西日本新聞社編集委員)
対談2 まわしよみ新聞から見る「新聞」の可能性 老川祥一(読売新聞グループ本社取締役最高顧問・主筆代理)
おわりに

                               


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